· 

春休み

 春休みも終わりです。今日は、練習会場の体育館の保護者をまじえた大掃除。桜の名所の校庭には、日曜日で、暖かな日和ということもあり、花見の人が大勢集まっています。

今年は、3月の下旬に寒暖の差が激しかったせいもあり、桜の開花は、昨年に比べて一週間ほど遅れましたが、今日は絶好の花見日和です。

 毎日のニュースなどでも、各地の桜の名所の様子が、報道されていますが、その様子は、桜の美しさよりは、大混雑の群集だけが目立ちます。

こうした人間の行動様式は、単独行動を主とするライオンなどの猛獣類とは違って、集団行動をする人間の特徴が影響しているのでしょうか。

 花の季節は、心も浮き立つことは確かです。家に閉じこもり、無為に春の一日を過ごすよりは花見にでも出かけようという気持ちは十分に分かりますが、群集の中に自分の身を置くということにはいささか躊躇してしまいます。

 人が集まるということについては、都合がいい人もいれば、悪い人もいることも確かです。これまたニュースによく取り上げられることですが、花見客が捨てるゴミやむやみに私有地まで入り込む無礼な行動などについても、目に余るものがあります。

 自由という名の下の現在の「教育」が、現在の人々の行動様式も変えてしまったのかもしれません。

「道徳」という教科はあっても、「非礼」や「無礼」をわきまえることについての指導は、案外と度外視されてしまっているのかもしれません。

政治家の「忖度」については、呆れるばかりですが、せめて、花を愛でる時には、他者に対する「忖度」は、是非とも欲しいものです。