· 

中学進学

 今年度最後の大会も終わり、子どもたちは、進級や進学を待つばかりです。

特に中学進学を間近に控えた6年生にあっては、バドミントン活動のさらなる活躍を期待したいものです。

 遠い昔ならば、学区の枠を越えて、他の地域に進学する者は、私学に進学する者以外は無きに等しい状態でした。

そうした事が全く出来なかった訳ではないのですが、そのためには、何かしらの特別な理由づけが必要だったのです。

また、そうした理由づけが難しい場合には、住民票を進学地域に移さなければならないといった、結構面倒な手続きも必要だったです。

部活を続けたいから他の地域の学校に移りたいといった理由だけでは、なかなか許可が下りないのが当然だったのです。

しかし、時代も変わり、いじめ問題などが表面化した事もあり、学区移動の弾力化や手続きの省力化など、その内容もだいぶ変化しました。その結果、他の地域への進学手続きは、昔に比べれば、だいぶ楽になったように思います。

ただ、通学の時間や距離も長くなるという事や事故などに対する対応の問題もあり、私立と同様に自由な通学といった点については、簡単にYESとは言えないようです。ですから、受け入れ学校側としては、あまり自由であって欲しくないというのも、本音としてはあるでしょう。

 最近は、部活動を考えての移動ということも出てきました。我がクラブからも過去に一名、そして来年度も同様なケースで進路先を地域外に求めることになりました。

地域の学校の部活動の現状が窮地に陥っている現在、進学先が十分に満足できる環境であればよいのですが、恵まれた才能の芽を摘んでしまうような環境であるとするならば、やはり、そうした移動も考えることになるのでしょう。

ただ、当事者が小学6年生といった状況での判断は、なかなか簡単ではないようです。中学3年生の立場での高校選びとは、全く別次元ですから、その決断については保護者共々、頭を抱える問題であることも確かです。

 なにはともあれ、彼女には、新天地での新たな友達づくりとチャンピオンを目指してのチャレンジを期待したいものです。