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自適

 日々自適な生活を送るということは、気楽であるということは確かなのですが、その反面、目的や意義をふまえた規律正しい生活を送ることができるかというと、いささか疑問です。

実際には、行き当たりばったりの生活の連続であると言った方が良いかもしれません。

 左の写真は、10月下旬の日塩道路の紅葉風景です。当日は雨模様でしたからその鮮やかな輝きはイマイチでしたが、ようやく色づいてきた龍ケ崎周辺の紅葉状況とは比べようもないほどの鮮やかな紅葉風景でした。

暇にまかせて、こうした風景をのんびりと見学できたりするのも、自適な生活がもたらす恩恵なのかもしれません。

 こうした秋の風景には、詩的な感情を揺さぶられます。はるか昔の歌集にもこうした秋の季節は数多く歌われていますが、桜の季節のような気持ちが浮き浮きするような季節として歌われていないのはなぜでしょうか。

迫り来る厳しい冬の季節に対する身構えが、いっそうそうした感情を引き出すようになったのかもしれません。

 今年の冬はどのようなものかはわかりません。12月も目の前に迫った時期としては、暖かな毎日が続いていますが、急激な寒さの到来にも対応できるような準備を進めておくことにしましょう。