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道の駅3

 龍ケ崎市長のインターネット上での情報発信は、かなり活発です。その効果もあることは確かなのでしょうが、ひょんなところで落し穴に嵌まったりすることもありますから、十分な用心は必要かもしれません。

 それはともかく、最近の議会報告の中身などを見てみると、龍ケ崎市に「道の駅」を作るとの算段をなさっていることがありありです。

だいぶ前のことですが、観光協会の一員であったO氏(私ではありません)が、さかんに訴えていたことを思い出しました。その頃は、他の多くの方々は、聞く耳を持たないような雰囲気もありましたが、ようやく「道の駅」が地域観光の目玉と考えるような雰囲気が出てきたのかもしれませんし、あるいは、他に名案がないということなのかもしれません。

 一昔前までは、「ドライブイン」があちらこちらに存在して、観光バス客や長距離トラックの運転手たちにとっては非常に便利なものだったのですが、それがいつの間にか姿を消してしまいました。

高速道路網の広がりで、観光バスや長距離トラックの一般道路の利用が少なくなり、必然的に大口の利用が減ってしまったという理由もあるでしょうし、個人ドライバーたちの指向が、簡便なコンビニ店へと移った結果なのかも知れません。

近隣の人たちの利用は、決して多くはなかったでしょうから、そうしたことが「ドライブイン」滅亡?の大きな要因にあったのかもしれません。

 「道の駅」は、その地の産物の直売や道路情報の発信やトイレや駐車場をきちんと整備するというコンセプトを持ち、国(国土交通省)や市町村が関わるという点が、「ドライブイン」との大きな違いのようです。

平成5年がそのスタートのようですから、決して、長い歴史ということはできません。「ドライブイン」の歴史がいかほどのものかはわかりませんが、それに比べれば、まだその歴史はひじょうに浅いと言えるでしょう。

 茨城県には、現在供用中のものが11ヶ所、常陸大宮市と常陸太田市に建設中のものを含めると13ヶ所になります。そうした流れの中に龍ケ崎も参入するというのでしょうか。その勝算はありやなしや?