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新入部員

 今日は7月7日、七夕なのですが、今日の空模様では天の川は見えそうにもありません。七夕といえば仙台や平塚の七夕祭りが有名ですが、昔は土浦の七夕祭りにもよく出かけたものです。

新暦でおこなうところもあれば、旧暦で開催するところもありますが、本来は神事との関わりが濃い行事だったのでしょうが、現代はそうした関わりは薄れて、もっぱら観光客や地元商店街の集客目当てがその中心となってしまっているようです。

とは言っても、地元商店街の衰退も甚だしいものがありますから、それにとなう七夕祭り自体の衰退も今後は目立ってくるように思われます。

 話は変わりますが、つい最近2名の新たな入部者がありました。どこのクラブも新入部員確保に躍起になっている中、本当に有難い存在です。

4年生と2年生の姉妹ですが、上の子は多少のバドミントン経験者だったのですが、多くのマイナス要素を引きずった状態での入部です。前のクラブは勝ち負けより、楽しくバドミントンをするというのがその中心目的だったのでしょう。

当然、フォームも未完成ですし、基本的なフットワークもできていません。当然、本人に責任があるわけではありません。そうした状態を生み出した原因は、今までかかわってきた周りの人達なのです。

子どもたちそれぞれには、生まれた持ったスポーツ能力の差はありますが、初期段階においては、そうしたものはあまり関係ないといっても良いでしょう。

 入部間もない子どもたちの指導は大変です。それが低学年であればあるほど、時間もかかれば労力も必要です。そのためには、子どもたち自身はもちろんですが、周りの指導者たちの我慢や根気が必要なのは当然です。

基本が備わった子どもを受け入れるのは、楽で簡単ですが、中途半端に習慣づけられた子どもの受け入れほど大変なものはありません。

当事者である子ども自身は、他との違いを認識したり、修正の意識もあまり持ちませんから、まず、それを認識させるのが大変なのです。癖や欠点を指摘するのは簡単なのですが、相手は小学生、当然言葉の壁も厚いものがありますから、あれやこれやの試行錯誤の連続なのです。

まっすぐな針金は、どのようにも加工できますが、すでに加工済みのものを真っ直ぐな状態に戻す事はできなくはありませんが、いささかの工夫と時間がかかることは間違いありません。

 さて、今月は大会に備えての練習試合の連続ですが、暑さとの闘いでもあり、終息気味に思われた新型コロナについても昨日のデータでは、全国で2万人を越す増加傾向ですから、少し甘くなった対策も強くしなければなりません。しかし、この暑さの中でのスポーツとマスクという相反するものにどう対応するかも考えなければなりませんから、七難八苦の毎日が続くことに変わりはなさそうです。