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夏の終わり

 今年の夏は、連日のように、熱中症や各地の気温についてのニュースが飛び交っています。自分も感覚的には今までには無かったように感じますが、データ的にはいかがなものなのでしょうか。

 前にも述べた記憶がありますが、自分が幼かった頃には、クーラーなどというものは、一般家庭には備わっていませんでしたから、「夏は暑いもの」「冬は寒いもの」ぐらいにしか考えていませんでしたが、現代の生活は、冷房設備や暖房設備が一般化されましたから、それが暑さや寒さに対する感覚や対応力を鈍らせる一因になっているのかもしれません。

 このような暑さを凌ぐには、逆な季節の南半球に旅をするのもいいのでしょうが、それはそれで、時間も経費もかかりますから、凡人は、クーラーの効いたCAFEで時間を過ごすのが一番安上がりでよさそうです。

少し贅沢をして、高原の旅でも楽しめれば、この暑さにうだる日々のストレスの解消になると思うのですが、なかなか、理想どおりに行かないのが現実です。

しかし、時折近場の観光地に出かけたりはしています。先日は、日立駅構内には洒落たCAFEがあるとの情報を得て、ブラリと足を伸ばして見ました。随分昔のことになりますが、四年ほど高萩市に赴任していましたから、日立駅のイメージは脳裏に少しは残っていましたが、その変わり方にはびっくり仰天でした。

海岸に張り出した通路からの海の眺めはこれまた素晴らしいものでした。

 また、久しぶりに那須高原まで足を伸ばす機会もありました。すっかり記憶から遠ざかっていた風景でしたが、車を走らせるごとに昔の那須の風景を思い出すことが出来ました。どちらも慌しい日帰りドライブの一日でしたが、この猛暑の中ストレスを解消させてくれる今年の夏の終わりの一日でした。