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新入クラブ員

 新年度になって、多くの新人が加わりました。中学生を除いても20名を越えましたから、上々といった状況です。ただ、怪我などで休部中の者も含まれていますから、もっと陣容を整えることが、喫緊の課題です。

 先日体験に来た4年生3人については、まだ入部するかどうかは不明なところもありますが、体格、運動能力でもかなりの能力を持った3人ですから、ぜひとも確保したい人材です。

 中学生段階になると、体格や運動能力から、その方向性がはっきり見えてくるのですが、小学の低学年の段階では、その子の将来を見通すのはなかなか難しいものがあります。

ただ、出発段階で、体格差や運動能力差があったとしても、将来的にはその差が縮まる可能性は十分にあります。最初の目の付け所は、その子の性格でしょうか。性格は割と早い段階から植え付けられている場合が多いですから、その点に注目して見て見るとその子の将来の姿が、ある程度推測できるものです。

飽き易い性格や話を聞く習慣を身につけていないような性格の子は、最初の時点では多少の体格や運動能力が優っていたとしても、将来的にはあまり希望が持てない場合が多いのように思います。

あくまでも、これは自分の経験値でしかありませんから、一概にそう決めつけるわけにはいきませんが、飽きやすかったり、話を聞けないということは、物事を習得する上での大きな障害になることは確実です。

 練習時間についても長ければ良いというものではありませんが、集中力がない者にとっては、それこそ無駄な時間ということになるでしょう。

しかし、集中力を持って、より上位を目指す意識の高い者に対しては、やはり時間の確保は大切だと思います。例外はあるかとは思いますが、誰しもが、楽をして得する状態ではないのです。そうは言っても、入部段階の子どもたちを一見しただけで、「君の将来はこうだよ」などと、切り捨てたりはできないことも確かなのですが。