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選挙

 東京都知事選挙がいよいよ明日に迫りました。直接関係ない茨城県民は高みの見物の立場なのですが、そうは言っても関心を持たないわけにはいかないでしょう。

なぜなら、金権亡者のような知事が二人続きましたから、今度こそは清廉潔白な人物の登場を誰もが願っての関心なのです。

 先日の参院選挙から選挙権年齢が18歳に引き下げられましたから、選挙結果にはその影響もあるかも知れませんし、選挙に対する最近の若者の気持ちも知りたいという訳なのです。

全国では240万人が投票出来るようになり、茨城県内でも約5万7千人が新有権者となったようです。しかし、当の若者たちの投票行動は決して積極的ではなかったようです。

 英国では、国を二分するほどの国民投票が争われましたが、やはり、投票率は高齢者ほど高かったことを考えると、将来の選択を若者自身が自ら放棄しているように思えてなりません。

理屈的には一票の重みは分かってはいるのでしょうが、その重さを感じることが出来るとはいえないのが現実ですから、そうしたことに対する抵抗もあるのでしょうか。

高齢者の育った時代に比べれば、はるかに経済的には豊かになった現在ですが、豊さの中に埋没して、将来を見据える輝く目を失ってしまってはほしくないものです。