現代親子気質

 少子化問題解決の兆しは、いっこうに解決しそうにありませんが、それにともなう子育てについても、決して明るいものとは思われません。

少子化が及ぼす影響は、多種多様でしょうから、その本質を簡単に論じることは出来ませんが、我が子に対する保護意識が過剰になったのは、その影響の最たるものと言えるかもしれません。

 昔のような子だくさん家庭は、それほど多くないですから、子どもに対する保護意識が過剰になるというのは当然であって、若い世代からすれば、過保護という意識はないのかもしれません。

 飼い犬の躾は、飼い主の当然の義務ですが、人間世界にあっての躾は、親としての当然の義務と言うべきものでしょう。

何事も言葉中心であって、安直に手を上げての躾などはご法度の時代ですから、多少のむち打ち可能な飼い犬の躾の方が簡単かもしれません。

 自己主張は強いのが、現代っ子の特徴のようです。それはそれで素晴らしいことなのですが、協調性がなく、意地の張り合いのような自己主張ばかりであっては困ります。

そんなこんなで、時代の特徴なのかもしれませんが、饒舌な子どもたちは多くなりましたが、他人の話を聞くのが下手な子どもが多くなったのも確かです。

経験からなのですが、話を上手に聞ける子どもは、学業も、スポーツにおいても進歩の度合が高いように思われるのですが・・・いかがでしょうか。