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道の駅

 暇な時間の過ごし方は、人それぞれでしょうが、私は車に乗ってあちらこちら歩き回ることが大好きです。

高速道路を走る時は、休憩もとれるし、ちょっとした買い物も出来るサービスエリヤという便利な施設が整っていますから、それはそれでドライブの楽しさも増してくれるというわけです。

一般道路ではどうかというと、昔はドライブインと称するサービスエリヤ的な施設が各地に存在していましたが、どういうわけか、最近はめっきり減ってしまいました。

それに変わってというわけではないのでしょうが、各地に「道の駅」と称する施設が増えてきました。昔のドライブインとは異なって、地域の振興を目的とした公的な色彩が強いというのが特徴でしょうか。

それらの施設には、必ずと言ってもいいくらい地域の農産物のコーナーがあることです。

昔のドライブインは、あまり地域性のない、お土産物コーナーと食堂という取り合わせが定番でしたから、それに比べると地域を生かそうという最近のニーズにうまくマッチしているのかもしれません。

 各県それぞれに多種多様な道の駅がありますが、茨城県の状況は、他県に比べてその数が多いという状況にはないようです。

近くに有名観光地などが存在することも立地条件の一つなのでしょうが、特別な観光地ではなくともにぎわっているところもありますから、それぞれが特徴を発揮することが大事なのではないでしょうか。

 

 先日は、房総半島を一周してきました。観光よりも道の駅をたどることが中心になってしまいましたが、館山周辺の道の駅の多さには驚きでした。

ただ、施設的に今一というところがあったり、特徴があまり見えないような、素人目にも、これから先の営業が危ぶまれそうなところもあったのが実情でした。

つい先日、圏央道神崎インター近くに新たにオープンした道の駅は、周辺地域が昔から発酵食品の製造が盛んだったということもあり、それをテーマとしているようです。

我が家からも30分ほどのところですから、暇な折の時間つぶしになりそうです。

 観光協会に携わって10年近くになりますが、一時は龍ケ崎にも道の駅をという声があったのですが、最近は佐貫駅の名称変更の声ばかりが大きくなって、すっかりそうした声は聞かれなくなってしまいました。

いずれの声も、目指すものは同じなのでしょうが、果たして、どちらが龍ケ崎市の活性化につながるのでしょうか。イメージなのか現実なのか、人それぞれでしょうが…。