アドベンチャーレースとか、グレートレースと呼ばれる過酷なレースが盛んになり、世界各国で数多くのレースが開催されていますが、１月３日のNHKでは、バオバブやカメレオンなど独自の生態系と世界屈指の絶景で知られるマダガスカル島における、7日間250キロを走破するレースの様子が放映されていました。
摂氏40度に迫る猛暑の中、フルマラソン以上の距離を毎日走るレースですが、無敗神話をもつプロランナーに挑むサラリーマン、熾烈なトップ争いを繰り広げる無名の女性、完走を目指す69歳の日本人選手たちの奮闘を伝える内容でした。
日本百名山をトレールラン走破した田中陽希さんについては、NHKの放送があったことで知る人も多いでしょうが、彼はまた、こうした過酷なレースのチャレンジャーの一人であることでも有名です。
こうしたレースが盛んになった背景は、満ち足りた世の中の反映なのかも知れません。満ち足りた生活が人間の幸福に直結するものではないことを悟った現代人の心を揺り動かした結果が、こうした過酷なレースにチャレンジする源泉となっているのかもしれません。
グレートレースとまではいかないかも知れませんが、未知なる自分の再発見のためにも、少しでも厳しい環境の中に自分を置いてみたいものです。
今年の某先輩の賀状には、日本百名山登山達成との添え書きがありました。