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大晦日

 大晦日です。あと数時間で、2015年の扉が開こうとしています。時代の変化のせいなのか、あるいは、自分の年齢のせいなのでしょうか、紅白歌合戦をじっくりと見ることもめっきり少なくなってしまいました。

 振り返ると、脱兎のごとく走り抜けてきた一年でした。年の差もあって、コミュニケーションをとるのがますます難しくなってきていますから、お互いの感情のぶつかり合いなどもあったり、また、焦りや腹立ちなどの諸々が重なったりなどして、クラブ運営に関しても酩酊状態の一年でした。

 新たな年の目標設定については、課題ばかりが多く、まだ定かではありません。

全てのスタートをゼロベースで考えなくてはならないでしょう。しかし、考えようによっては、伸びしろが多い分、それだけの期待を持つことができるとも言えます。

 昔は、夜更かしをしたあげく、早朝には初詣に飛び出したものですが、明日は若者同様に、白川夜船を決め込むことになりそうです。決して、初詣のための体力が無くなったというわけではなく、気力がなくなったのが理由なのです。

 6年生の活動も残りわずかになりました。進路に関しては、大いに悩む子どもの存在が多いことは、気になるところです。

とやかく言うことはできませんが、中学の部活動環境が、今後の彼女たちの進歩を妨げることは、容易に想像できますから、進路先選択は重要というわけなのです。

 独立独歩の生き方は、理想であり、素晴らしいことなのですが、「寄らば大樹の陰」の言葉どおり、強く大きな勢力の中に身を置くことが、たやすく最善なことは明白なのです。しかし、まだ、小学生という立場では、進路先の選択は、なかなか踏ん切りがつかないというのは当然でしょう。所詮、と言っては失礼ですが、その判断を小学生自身がするということは到底無理なのかも知れません。

結局は、保護者が進むべき方向性をしっかりと見定めて判断するということになるでしょう。「後悔先に立たず」とならないためにも覚悟を決めた決断が必要なことは確かなのです。

 いずれにしても、中学現場が、しっかりとした受け皿としての十分な環境整備をしておいてくれさえすれば、こうした悩みもなくなるのですが・・・。