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燃える秋

 燃える秋 揺れる愛のこころ

 ひとは出逢い ともに生きてゆく

 

 燃える秋 消える愛の蜃気楼(ミラージュ)

 ひとは別れ 遠い旅に出る

 

 Oh, Glowing Autumn

   and Glowing Love

   Oh, Glowing Love

   In my Heart, La La Lu......

   Glowing Love In my Heart

 

 燃える秋 空はペルシャンブルー

 ひとは夢み 詩は(うた)は風に消え

 

 夏は逝き めぐる愛の季節

 ひとは信じ 明日を生きてゆく

 

   Oh, Glowing Autumn

   and Glowing Love

   Oh, Glowing Love

   In my Heart, La La Lu......

   Glowing Love In my Heart

 

   Oh, Glowing Autumn

   and Glowing Love

   Oh, Glowing Love

   In my Heart, La La Lu......

   Glowing Love In my Heart

 

「燃える秋」作詞 五木寛之 作曲 武満 徹

 

 いよいよ10月、今年の9月は残暑の厳しさ感じることもなく、過ごし易い一ケ月でした。季節の恵みの梨や葡萄といった果物、山々の紅葉も例年になく早まったようですが、そうした季節の早まりが、あの噴火災害において、紅葉見物をかねた登山者たちの被害を多くした要因の一つにもなったであろうことは、本当に不運としか言いようがありません。

  ハイ・ファイ・セットのシングルが発売されたのは、1978年、小学生の子を持つ母親たちが生まれた頃でしょうから、よほどの興味ある者でなければ、知る由もないでしょう。この歌は、映画「燃える秋」の主題歌であり、その原作は五木寛之の小説です。

 京都の祇園祭の山鉾に飾られたペルシャ絨毯に魅せられた主人公の女性が、イランを旅する中で、ペルシャ絨毯に織り込まれた5,000年の歴史を知り、愛や幸せよりも、もっと大切な何かを求めて自立していく姿を描いたものです。

映画は、美人女優の真野響子さんの主演ですから、ぜひ、見てみたいものです。しかし、だいぶ昔の作品ですし、テレビに登場する機会も多くはないでしょう。

小説は、ネット上で探せば簡単でしょうから、早々に手に入れたいものです。

 今日、10月5日のNHKBSの「ザ・プレミアム『京都・祇園祭〜至宝に秘められた謎〜』」を見る機会を得ました。千年以上続く京都の祇園祭の豪華な山鉾を飾る世界の一級品の美術品の数々は、なぜ京都にやってきたのか・・・等々、山車を飾る懸装品の謎に迫る番組でした。まさしくの偶然でしたが、興味の連鎖がなされたような感じがしました。

 歌うハイ・ファイ・セットの山本潤子さんも60歳半ば、女優真野響子さんも60歳を過ぎてしまいました。ただただ、時の流れの加速度的な速さと、自分の脳細胞に蓄えられた過去の意識の変化の無さの対比には驚くばかりです。