長い夏休みも今日で終わり。大部分のクラブ員は、明日の新学期に備えての休養日でしょうが、AIRYUの6名の子どもたちは、今日も県連盟主催の強化練習会への参加です。たくさんの宿題をこなしながら、大会や練習会への参加ですから、体力的にも精神的にも相当の疲労が蓄積しているでしょうが、その逞しさには驚かされます。
それでなくても、中学生や高校生に比べて、格段に多い大会数には、多少の疑問も感じますが、子どもたちにとって、励みとなってくれるならば、それはそれで嬉しいことですが、バドミントンが中心になりつつある生活に対しては、指導者も保護者も十分なケアーを考えなければならないと思います。
強力チームは、週に5日以上の練習回数をこなすのが当たり前のようになっていますから、その練習量は並の中学や高校以上と言ってもいいでしょう。身体はまだまだ幼い小学生ですが、技術的には、はるかに優れたものを有する者も多く存在するのも確かなのです。こうした状況は、バドミントンに限らず、他のスポーツにおいても同様で、数十年前には考えられないような状況で、それぞれのスポーツのレベルアップにつながってはいるのですが、反面、欧米などとは異なるシステムのマイナス要素も十分に内包されることも確かなのです。
この子どもたちが、中学に進学するにあたって、その受け皿となる中学校が存在すればいいのですが、必ずしもそういう状況にはないのが現状で、折角今まで培ったものを捨て去らなければならないこともしばしばなのです。
あるいは、バドミントンへの情熱を継続したいがために、バドミントン部のある学校を選択するという子どもたちも多くなっていることも確かです。
また、以前は考えられなかったのですが、部活がない中学に入学して、中体連に個人加盟で大会参加をし、練習は、地域のクラブ組織に活路を見出すといった方法です。
いずれにしても、情熱あふれるこの子どもたちにとって、進路選択に悩むことがないような状況になってほしいものです。