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7月31日

 いつものことですが、夏休みの期間の過ぎ行くことの早さをつくづくと考えさせられます。勿論、若者と老人の時間感覚の違いがありますから、全ての人にこの感覚を押し付けるわけにはいきませんが・・・。

 新入部員も増え、為すべきことが多すぎることもあって、なかなか思いどおりにいかない毎日が続きます。

とりわけ、低学年の小学生たちの方向づけには、苦労の毎日が続いています。自分自身の遥か昔の記憶は、無いに等しいのですが、とにかく、時代環境がそうさせたのでしょうか、自分たちの世代とのあまりにも大きな差に、ただただ驚くばかりです。加えて、今までに経験したことの無い義務教育現場が、突然目の前に登場した状態ですから、驚きは隠せません。

 今までの部員募集の対象は4年生以上で行っていましたから、あまりそうした点については感じなかったのでしょう。しかし、最近になって、募集対象を低学年からにした結果でもあるわけです。

今までは短期育成という状況でしたが、4年生以上ともなれば、言葉の面、体力面での苦労もあまり感じませんでしたから、指導上、あまり苦労するということはなかったのですが、低学年生の場合には、言葉に加え、体力や精神的な持久力と言った面で、上級生たちとは大きな差がありますから、それに対応するために苦労が増えたということなのでしょう。

 苦労は増えましたが、ある意味、指導時間の余裕もあるわけで、2年後、3年後という長いスパンで指導出来るということでは、有り難い存在ということでもあるわけです。

この夏の練習の成果を早急に求めることは出来ませんが、今までとは異なった工夫をしながら取り組んでいきたいものです。また、成長に伴う変化も大きな世代ですから、興味深く、観察の目を向けながら、彼ら、彼女たちと付き合っていきたいと思っています。