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年度末

 3月31日、いよいよ明日から平成26年度。昨日、今日と春の嵐の二日間でした。開花したと思う間もなく、満開間近な状態になってしまいました。まだ、梅・桃・椿、はたまた、木瓜や連翹、雪柳もいっせいに咲き誇っています。まるで雪国の春のような様相です。春の山梨辺りは、こうした光景が特徴ですが、今年の春は、この辺りもそんな雰囲気なのです。

 昨日は、3月30日の日曜日、思わず遠い昔の曲を思い出してしまいました。

「フランシーヌの場合は あまりにもおばかさん フランシーヌの場合は あまりにもさびしい 3月30日の日曜日 パリの朝に燃えたいのちひとつ フランシーヌ・・・」(『フランシーヌの場合』)

1960年3月30日、パリで政治的抗議のために焼身自殺をしたフランス人女性、フランシーヌ・ルコントをモデルとして作られた曲。私と同年代の新谷のり子が歌って大ヒットした曲でした。学生運動華やかだった頃のヒット曲でした。

今はもう、その頃を語る人も少なくなってしまいましたが、あの頃の学生は、皆何かに飢えていたんです・・・。大学に行けば、学園闘争による大学封鎖で、授業は休講、4年間の大学生活の半分近くがそんな生活の毎日でした。よくもまあ、大学を卒業できたなと思えるような、そんな4年間?でした。

そんな時代が懐かしいとは言わないまでも、平和ボケした今時の学生たちに、その一端だけでも知ってほしいとは思います。

荒れに荒れた時代でしたが、誰もがそれなりに真剣に物事に向かい合っていた時代であったのも確かです。