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3月、思うこと。

 3月も半ばになりました。川の流れのように時の流れも留まること無く過ぎ去ってゆきます。

子どもたちと過ごしたこの1年は、大会に追われた1年でもありました。それまでのゆったりとした楽しむだけのバドミントン生活から、急激にスピードアップした1年でもありましたし、結果を追いかける1年にもなってしまいました。

 6年生の残す大会は、あと一つ、来年度の新たな目標を設定しなければならない時期でもあります。しかし、急ぎすぎた1年の反省も多々ありますし、その総括もしなければなりません。

 話は変わりますが、子どもたちの指導に多くの大人たちがかかわることの必要性は大切なのですが、反面、難しさも感じた1年でもありました。

指導する側に共通な意志の疎通があれば問題は無いでしょうが、意思の疎通は、そう簡単ではないのが現状です。技術指導とは直接は関係はないのですが、ラケット選びやガットの張力などについても、大人たちの考え方の違いなどが子どもたちにとっては戸惑ってしまうことの一つなのです。

小学生の体力などからすれば、柔らかなしなりを利用できるようなラケットを選択し、張力も20ポンド以下を選択させたいのですが、一流のプレーヤーの利用する硬いシャフトや強い張力を良しとするような考えを押し付けるような面も多く見られたりするのは、子どもたちを迷わすことになり、間違った選択をする要因にもなってしまいます。

また、大人たちの楽なプレーを真似たり、基本をおろそかにする傾向も、ゲーム中心の大人たちに混じって練習をする子どもたちには多く見られる傾向です。

バドミントンを楽しむ大人たちにとっては、フォームやフットワークよりもゲームを楽しむことに関心がありますから、そうした指導がおろそかになってしまうのは当然なのでしょうが、それが原因でフォームを崩してしまうような子どもたちが出てくるのでは困ってしまいます。せめて、子どもたちに接する大人たちには、ゲーム相手をすることの指導ばかりではなく、基本をしっかりと押さえた指導をしてほしいと思うのは、自分だけでしょうか。

 多くの指導者たちが、いろいろな悩みを抱えながら指導に当たっていることは、散見するブログなどを見ると大変参考になります。 

 http://badmintontora.blog7.fc2.com/blog-category-16.html