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練習あれこれ

 冬休みに入り、昼間の練習に移行しました。夜の練習に比べれば、寒さの程度はだいぶ違うはずなのですが、まだ快適と言うわけにはいきません。利き手はまだしも、右利きであれば左手の冷えには、困ったものです。

それでも、子どもたちは、少し動けばジャージを脱いで、ショートパンツ姿で動きまわっていますから、夏の暑さに比べれば、寒いぐらいのほうが良いのかも知れません。

 子どもたちは、冬休みに入りましたが、この田舎町も核家族化が進んでいますし、まだ仕事納めには早いですから、送迎の都合がつかなくて、練習不参加という子どもも多くおります。

自転車を使えば、十分に通える距離なのですが、交通事故の危険や不審者の問題とかの関係で、保護者も自転車を利用させるのは控えざるを得ないというのが現状のようです。

そんなわけで、冬休みになったからといって、部員全員が揃うことはまずありません。

低学年の初心者レベルの者たちであれば、まだまだ、先は長く、支障はないのですが、5,6年生たちの場合は、差し迫った試合のことなどを考えると、困ってしまうというのが本音です。とは言っても、それぞれの家庭の事情もありますから、簡単に問題解消というわけにはいかないわけです。

 子どもたちの様子を観察していると、いろいろなことに気づきます。1対1の基礎練習などで、自由に相手を選ばせると、決まって相性の良い、友達関係にある者を選ぶものです。もちろん良い点もあるのですが、マイナス要素のほうが多いように思われます。お互いが馴れ合い状態になって、緊張感のない練習になってしまう場合が多いのです。本人たちが意識し、意図して、そうしているわけではないのでしょうが、そうした傾向が強く見られます。ですから、なるべくそうした関係にならないように、時間を区切ってローテーションさせたりするのが良いようです。友達同士よりは、気のおける者相手のほうが、自然と緊張感が増すのかも知れません。

また、相手とのレベル差が歴然としている場合も、指導的立場に立って、相手をしてくれれば良いのですが、小学生の立場ではなかなか難しいようで、上位レベルの者が緊張感を無くしてしまいますから、避けたい組み合わせです。とは言っても、低レベルもの同士では、基礎練習も成り立ちませんから、ノック練習で補うことが多くなってしまいます。

一方、ノック練習などでは、時間を持て余して、余計なおしゃべりに夢中になってしまうことが多いですから、そうならないような工夫が大切なのでしょうが、あまりにも軍隊式になってしまっても問題ですし、なかなか難しいというのが現状です。そんなわけで、相変わらず、頭の痛い毎日が続いています。