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練習メニュー2

 毎日の練習メニューの悩みについては、前に述べましたが、小学生相手のこの数年間を振り返ってみると、高校生相手の頃とあまり変わっていませんでした。

最初の頃は、相手は小学生ですから、練習メニューも当然のこと、異なるものであろうと考えていましたが、結果はあまり変わらないものになってしまいました。

他のジュニアクラブの指導内容もあまり理解していませんでしたから、今までの経験に頼ることのほうが手っ取り早かったということかもしれません。

高校生の場合は、経験者が多かったということもあって、甘やかさずに限度を上げていくためのメニューを一生懸命考えるということが中心でしたが、少し上達した小学生相手の場合も、同様であってもよいように思われてきました。

もちろん体力差、経験差がありますから、どこまで追い込むかという点では、この暑い盛りの練習などにおいては、まだ悩むところですが、結局のところ、昔とあまり変わっていないというわけです。

 ただ、今のところ女子中心のクラブになってしまっていますから、高校生相手の時代と同様、女子の指導は難しいという点においては変わりません。

女子の持つ特性なのでしょうが、追い込んだ時の見極めが、男子とは異なって、ひじょうに難しいものです。その見極めが出来るかどうかが、女子の指導者の能力なのかもしれません。

 女子に対しては、複雑なメニュー作りも大切ですが、女子の特性にだまされずに限度を上げてゆくためのメニュー作りが大切に思われます。

男子の場合は、複雑な変化に富んだメニューを好む傾向がありますが、女子は単純なメニューにも対応しやすい傾向がありますから、延々と同じことを繰り返すようなメニュー作りも効果的に思われます。